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金正男氏 殺害時に大金所持か

2017年3月16日 16:46

 北朝鮮の金正男氏がマレーシアで殺害された事件で現地メディアは正男氏が死亡した際に現金で12万ドル、日本円で1300万円相当を所持していたと報じた。

 金正男氏は先月、クアラルンプールの空港で出国手続きをしようとした際に2人の女に襲われ、顔に毒を塗られて殺害された。現地の中華系新聞・中国報によると、正男氏はこの時100ドル札を1200枚、日本円で1300万円以上にあたる12万ドルの現金を所持していたという。

 現金はすでに証拠品として押収されているが、警察は犯行グループの唯一の目的は正男氏の命を狙うことであり、正男氏が大金を所持しているのを知りながらも奪わなかったとみているという。

 一方、事件に絡んでは北朝鮮国籍のリ・ジョンチョル氏が逮捕された後、証拠不十分で不起訴となったが、警察はリ氏の自宅からも3万8000ドル、日本円で400万円以上の現金をすべて100ドル札で見つけていたという。