大阪の学校法人・森友学園の籠池理事長は１６日午後、取材に応じ「すべては国会でお話ししたい」と述べた。

　森友学園・籠池理事長「我々がこの学園をつくり上げようとしたのは、みなさん方のご意思があってこそだと思う。しかもそのご意思の中には、誠に恐縮ですが安倍内閣総理大臣の寄付金が入っておりますことを伝達します」

　「森友学園」をめぐる問題で、１６日は参議院予算委員会のメンバーが、大阪府庁や近畿財務局などで担当者から小学校の認可や土地の売却などに不正がなかったか、ヒアリングを続けた。そして午後、豊中市の小学校の建設予定地では、籠池理事長が対応し、建設資金として「安倍首相から寄付金を受け取った」と主張した。

　この籠池理事長の発言を聞いた野党の議員は、視察の後、次のように話した。

　自由党・山本太郎代表「（Ｑ総理が籠池さんに寄付したというのは本当ですか）領収書なしに１００万円あったと」「（Ｑ籠池さん自身がそのように？）領収書なしだそうですけど」「（Ｑいくらですか？）１００万円」

　そして、籠池理事長は１６日午後４時半ごろ、大阪府内の自宅で行われた野党の国会議員からの聞き取りの後、「すべては国会でお話ししたい」と述べた。

　森友学園・籠池理事長「すべては国会でお話しすることにします。それだけであります」

　籠池理事長はこのように述べ、一連の問題について、国会の場で説明したいという意思を明らかにした。