×

米次期通商代表 農産品の標的に日本挙げる

2017年3月15日 10:52

 アメリカのトランプ政権で、貿易交渉を担うトップに指名されているライトハイザー氏は14日、農産品の市場開放で「日本が主要なターゲットになる」との考えを示した。

 通商代表部の代表に指名されているライトハイザー氏は14日、議会の承認を得るための公聴会に出席した。ライトハイザー氏は、TPP(=環太平洋経済連携協定)から離脱したあとの通商政策について、2国間交渉に力を入れる考えを示し、農業分野の標的として日本を挙げた。

 ライトハイザー氏「農産品の市場開放を増やす点では、日本は主要なターゲットになるといえるだろう」「我々にとって農産品の市場をさらに開放するのは非常に優先度が高い」

 また、ライトハイザー氏は中国との貿易について、不均衡の改善に優先的に取り組み、新たな対抗措置も検討する考えを示した。