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極右政党が台風の目…きょうオランダ総選挙

2017年3月15日 2:19

 オランダで15日、総選挙が行われる。「オランダのトランプ」とも呼ばれる党首が率いる極右政党が台風の目となっており、第一党になるかが最大の焦点。

 下院の150議席を争う選挙戦は、イスラム系移民の排斥と脱EUを掲げるウィルダース党首率いる極右政党・自由党が支持を集め、第一党をうかがう勢いとなっている。

 最新の世論調査では、ルッテ首相の与党と並んでいるが、過激な主張への反動などから、投票日が近づくにつれ、勢いに陰りも見え始めている。(自由民主国民党24議席/自由党24議席/調査:Een Vandaag)

 市民「たぶん自由党に投票します。(Q:一番重視する政策は?)社会の安全です」
 市民「差別するのはよくないと思います」
 市民「他者の意見を尊重すべきです」

 オランダで極右政党が第一党となれば、今年重要な選挙を控えるフランスやドイツなどにも影響を与えかねず、今後のヨーロッパの行方を占う試金石として注目されている。

 投票は日本時間の15日午後に始まり、16日午前にも大勢が判明する見通し。