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稲田防衛相「会った認識なし」 辞任否定

2017年3月15日 12:46
稲田防衛相「会った認識なし」 辞任否定

 大阪の学校法人・森友学園をめぐる問題。国会で民進党は15日も籠池理事長と稲田防衛相との関係を追及している。

 民進党の杉尾議員は、籠池理事長が「2年前に稲田大臣と会った」と話していると指摘したが、稲田防衛相は「会った認識はない」と改めて否定した。

 民進党・杉尾秀哉議員「どうしてここまで森友との関係を否定しよう、否定しようとするのか、私にはさっぱりわからないんですが」「籠池理事長はほかのインタビューでも2年前に(稲田大臣に)会ったって言ってるんですよ。会った事実、認めないんですか」

 稲田防衛相「多数の方々が参加する業界の会合や政策会合や講演会等の場で、そこに籠池さんがお見えになったのかもわかりませんが、私の記憶に基づきますとお会いしたという認識はございません」

 さらに杉尾議員は、「発言に信用性がなく防衛大臣として不適格だ」と辞任を求めたが、稲田防衛相は神妙な面持ちで「誠心誠意、職務に邁進(まいしん)していきたい」と否定した。

 一方、民進党の泉議員は、安倍首相の昭恵夫人の私的な活動に政府職員が同行していることについて「夫人側がスタッフを用意すべきだ」とただした。菅官房長官は「政府が協力を依頼している総理夫人のサポートをするのは当然だ」とする一方で、「どんな整理が必要か研究したい」と述べた。