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東芝 決算再延期 経営リスク“遮断”も

2017年3月14日 21:15
東芝 決算再延期 経営リスク“遮断”も

 東芝が先月に続き、ふたたび決算発表を延期するという異例の事態になっている。アメリカの子会社で不正会計がなかったか、過去にさかのぼって調査するためだった。

 東芝・綱川智社長「社会に対する信用を確保しつつ、しっかりと事業を続けていきたい。上場廃止にならないように(上場を)続けるように努力したい」

 東芝は、アメリカの原発関連の子会社・ウェスチングハウスでの不正会計の疑いについて追加の調査が必要だとして、14日に予定していた決算を来月11日まで4週間延期した。

 ウェスチングハウスをめぐっては、原発の建設コストが拡大し親会社である東芝に打撃を与えていることから、会見ではウェスチングハウスの株式の大量売却などで、東芝の経営へのリスクを遮断する方針も明らかにされた。

 日本の民事再生法にあたるアメリカの破産法の適用申請も選択肢の一つとなっている。