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稲田大臣「出廷していた」と発言訂正、陳謝

2017年3月14日 23:11
稲田大臣「出廷していた」と発言訂正、陳謝

 国会では森友学園の問題を巡る追及が続いている。弁護士として森友学園をめぐる裁判などに関わったことはないと明言していた稲田防衛相は14日、同じく弁護士の夫の代わりに「裁判に出廷していた」として発言を訂正し、陳謝した。

 民進党会派・舟山康江議員「なぜ確認しなかったのか。だから信用できないと言うんです。結局、外から別のところから証拠が出てきてもう否定できない。そこで初めて、しぶしぶ認めたような感じじゃないですか」

 稲田防衛相「私は私の記憶に基づいて答弁をいたしておりました。夫の代わりに出廷したことを確認できましたので、訂正をして、おわびしているところでございます」

 民進党会派・舟山康江議員「そんな言い訳が通じるんだったら、もう何でもありですよ。全てうそついて、ばれた時に謝ればそれで済むということになりますよ」

 また稲田防衛相は、森友学園に弁護士として関わったのはこの1件だけであり、森友学園の籠池理事長とは「10年来、疎遠にしている」と述べた。

 このあと夕方に行われた与野党の国会対策委員長会談で、野党側が「大臣の信用が失われた」などとして稲田防衛相の辞任と真相究明のための籠池理事長の参考人招致を求めたが、与党側は拒否した。