東芝は１か月延期していた決算発表を、再度延期する見通しとなった。

　東芝は先月、アメリカの子会社の会計に関する疑惑を調査するため、決算発表を１４日まで１か月間延期した。しかし、その後、日本の監査法人からは決算内容の承認を得たものの、アメリカの監査法人からは新たな質問が何度も追加され、承認が得られていなかった。

　関係者によると１３日夕方、東芝から「あすの決算発表はできない」と報告があったという。関東財務局が認めれば、さらに提出期限を延長することはできるが、経営改善の道筋が見えない中、決算発表の度重なる遅れは、東芝に打撃を与えそうだ。