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森友学園問題で追及 首相がかつて講演検討

2017年3月13日 15:40
森友学園問題で追及 首相がかつて講演検討

 大阪の学校法人・森友学園の国有地取得問題。国会で安倍首相は森友学園側から依頼を受け、かつて講演を検討したことを明らかにした。

 安倍首相は昭恵夫人を通じて講演の依頼があり「日程が合えば行きたい」と返事をしていたという。

 民進党・小川議員「(森友学園に)行って、講演するということを約束した事実はございませんか」

 安倍首相「日程が合えば、行きたいということは申し上げたところであります」

 民進党・小川議員「誰からどのように依頼されたんですか」

 安倍首相「私を犯罪者扱いで尋問調に聞くのは、やめていただきたいと思いますよ。後ろの皆さんも、ちょっとはっきり言ってうるさすぎますよ。妻から、籠池さんからそういう話があったということを聞いたわけでございます」

 また、安倍首相は「講演を依頼されたことが重大で、まるで土地取引に関わっているかのような印象を与えるのはやめてほしい」と訴えたが、民進党の小川議員は「首相と森友学園との関係が密接であることを確認した」と述べた。

 こうした中、森友学園に売却した国有地について財務省の佐川理財局長は森友学園が小学校の認可申請を取り下げたことを受けて、「契約上の義務が果たせない見込みとなった」と述べた。その上で、佐川局長は土地を買い戻す方針を森友学園側に伝えたことを明らかにした。