死者・行方不明者１万８４００人あまりを出した東日本大震災の発生から１１日で６年。被災地ではこの日をどう迎えたのだろうか。岩手・釜石市からテレビ岩手の渡辺雄介アナウンサーが伝える。

　岩手県内は１１日、犠牲者の鎮魂と復興への思いに包まれた。

　震災の津波で町の中心部が大きな被害を受けた大槌町にある江岸寺の墓地には、遺族や関係者が命日に合わせ墓参りに訪れた。

　地震が発生した時刻の午後２時４６分、県内各地では犠牲者に黙とうをささげた。県などによると、岩手県内では関連死を含め５１３５人が亡くなっていて、現在も１１２２人の行方がわかっていない。

　また、災害公営住宅の建設は進んでいるが、先月末現在で６１１６戸、１万３１２６人が仮設住宅での生活を余儀なくされている。