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朴槿恵氏失職 罷免反対派が警官と衝突も

2017年3月10日 14:47

 韓国の朴槿恵大統領の弾劾審判で、憲法裁判所は10日午前、大統領の罷免を認める判断を下した。ソウルの憲法裁判所前から坂口賢二記者が伝える。

 韓国史上で初めてとなる大統領の罷免から約2時間が経ったが、憲法裁判所の周辺は今も厳戒態勢がしかれていて、今回の判断に抗議する朴大統領の支持者たちの集会が続いている。

 午前11時に始まった決定の言い渡しで、裁判官は、朴大統領が崔被告の財団の設立を支援し、財閥企業が巨額の資金を拠出したことについて「朴大統領が崔被告の利益のために大統領の地位と権限を乱用し、崔被告の私的な利益追求に関与していた」と指摘。「朴大統領は在任中、憲法違反・法律違反を続けていた」と認定した。

 その上で、一連の事件に対する対応について、「事実を徹底的に隠蔽(いんぺい)して否定し、検察や特別検察官の捜査にも応じず、憲法を守ろうとする意思がみられなかった」として、8人の裁判官の全員一致で弾劾を認めた。

 朴槿恵氏は即座に大統領職を失い、5月9日までに、次期大統領選挙が行われる。また今後、朴氏が逮捕・起訴される可能性もある。

 憲法裁判所の近くでは、集会を行っていた罷免反対派の一部が裁判所の判断に反発して警察と衝突する事態が起きていて、厳戒態勢が続いている。