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駐日仏大使 極右政党党首当選なら職務拒否

2017年3月10日 0:04

 今年春に行われるフランス大統領選で極右政党党首ルペン氏の躍進が予想されることを受け、駐日フランス大使が9日、ルペン氏が当選したら職務を拒否するとした主張を現地の高級紙に寄稿した。

 これは駐日フランス大使のティエリー・ダナ氏がルモンド紙に寄稿したもの。この中でダナ大使は、国民戦線のルペン氏が大統領選で勝利したら外交のあらゆる職務を拒否すると宣言した。さらに「寛容な国であるフランスを内向きで居心地の悪い国に変えようとしている」などとルペン氏を批判している。

 ダナ大使は外交官を退職した後、現在は民間から登用されている。現職の大使が実名で政治や選挙についての意見を述べるのはフランスでは異例。