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東芝米子会社「破産適用」閣僚前向き発言も

2017年3月10日 12:30
東芝米子会社「破産適用」閣僚前向き発言も

 東芝がアメリカの原発子会社の破産適用に向け調整している問題で、10日に閣僚から前向きな発言が相次いだ。

 東芝は巨額損失を計上しているアメリカの子会社、ウェスチングハウスについて、チャプター11と呼ばれる破産法の適用申請に向け調整している。ただ、原発建設はアメリカ政府も支援している事から、東芝幹部は、「東芝単独で判断できない」との考えを示している。

 そんな中、日本の関係閣僚から破産法適用に前向きな発言が相次いだ。

 世耕経産相「一般論として申し上げればチャプター11を経て、立ち直って成長している企業はあまたあるわけであります」

 麻生財務相「チャプター11がきちんと早めに作動しないと、決算が出しにくい事になってんじゃないかな。今月いっぱいにそれを決定しないといかん」

 東芝が原発リスクを切り離せるか、政府を巻き込んだ調整となりそうだ。