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性犯罪規定110年ぶり見直し 厳罰化へ

2017年3月7日 11:56
性犯罪規定110年ぶり見直し 厳罰化へ

 政府は7日、刑法の性犯罪に関する規定を明治以来、約110年ぶりに見直し、厳罰化する改正案を閣議決定した。

 改正案では、「強姦罪」の名称を「強制性交等罪」に変更し、罰則を3年以上の懲役から5年以上の懲役へ引き上げる。また、女性だけでなく男性の被害も罪に問えるようにし、これまで強制わいせつ罪を適用していた「性交」以外の一定の性的行為も重く罰するようにする。

 さらに、いわゆる親告罪の規定を撤廃し、被害者の告訴がなくても起訴できるようにするほか、親などによる性的虐待も厳しく罰するようにする。

 政府は、改正案について、今の国会での成立を目指す方針。