北朝鮮が６日朝、ミサイル発射施設のある北西部の東倉里から弾道ミサイルを４発発射した。発射はミサイル開発の誇示と、今月から始まった米韓合同軍事演習に対する強い反発を示したものとみられる。

　韓国軍によると、北朝鮮は６日午前７時３６分ごろ、ミサイル発射施設のある北西部の東倉里から弾道ミサイルを日本海に向けて発射した。発射されたのは４発とみられ、約１０００キロ飛行したという。ミサイルの種類はまだ明らかになっていない。

　北朝鮮は１日から韓国で始まったアメリカ軍と韓国軍による合同軍事演習に「超強硬措置で立ち向かう」としていて、演習への強い反発を示したものとみられる。また、北朝鮮は先月、新型の中距離弾道ミサイルの発射実験を行ったほか、ＩＣＢＭ（＝大陸間弾道ミサイル）の発射実験の準備が最終段階にあるとしていて、開発中の弾道ミサイルの発射実験を行った可能性もある。