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トンネルから水蒸気…新幹線一時見合わせも

2017年3月1日 19:31
トンネルから水蒸気…新幹線一時見合わせも

 1日朝、山陽新幹線のトンネルから煙が出ていると通報があり、安全確認のため運転が一時見合わせとなった。

 1日午前6時前、山陽新幹線・新神戸駅東側にある六甲トンネルで白煙が出ているとの通報があり、安全確認が行われた。この影響で新幹線は新大阪駅と岡山駅の間の上下線で始発から運転を見合わせた。

 その後の調査で、白煙は火災によるものではなく「水蒸気」であることがわかった。消防によると水蒸気の原因は「温度差」だという。トンネル内の暖かい湿った空気が外に出て、冷たい空気に冷やされることで発生したものとみられる。

 こうした現象は以前にもあった。去年1月、長野県上田市にある北陸新幹線のトンネルから蒸気が出ているのをJR東日本の職員が確認。その日に撮影された映像には、白い湯気のようなものがトンネルから吹き出ている様子がみられた。

 今回水蒸気がもたらした新幹線の運転見合わせは、1日午前8時25分に解消された。JR西日本によると約2万3200人に影響が出たという。