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NY株15ドル高 政府インフラ投資に期待

2017年2月28日 8:02

 27日のアメリカ・ニューヨーク株式市場はトランプ政権のインフラ投資への期待感などから値を上げ、12日連続で過去最高値を更新した。

 27日のニューヨーク株式市場でダウ平均株価は先週末の終値から15ドル68セント値を上げて2万0837ドル44セントで取引を終え、12日連続で過去最高値を更新した。ハイテク株が中心のナスダック総合指数も16.59ポイント上げて5861.90となっている。

 この日は先週末まで最高値の更新が続いていたため上値が重く、朝方は値を下げて取引が始まった。しかしトランプ大統領が、28日夜に上下両院で行う演説でインフラ投資の拡大について大きな発表をすると述べたことから、建設関連などの銘柄が買われ上昇に転じている。また、個別銘柄ではアメリカの著名投資家・バフェット氏の投資会社がアップル株を去年末の2倍以上に増やしていたことが明らかになり、値を上げた。

 市場関係者は「28日の演説で減税などにどこまで具体的に踏み込むか、様子見の投資家も多い」と話している。