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国有地“格安”売却問題 安倍首相を追及

2017年2月27日 12:12
国有地“格安”売却問題 安倍首相を追及

 国会で27日、森友学園の問題をめぐり野党側が安倍首相を追及している。民進党の今井雅人議員は売却された国有地でゴミの撤去が本当に行われたのか、確認するべきだと追及した。

 安倍首相は国有地の売却価格が、ゴミが埋まっていたことなどから約8億円減額されたことが適切だったかどうかは会計検査院の調査に委ねるべきとの認識を示した。

 民進党の今井議員「ぜひ総理、総理のリーダーシップで、こんなよく分からないことを、もうはっきりさせようと。調べろというふうに言っていただければ、できるんですから。ぜひやっていただきたい」

 安倍首相「この額が8億が1億になったということについて、会計検査院がしっかりと調査をするやに聞いているわけでありまして、この会計検査院っていうのは、しっかりとした独立した機関ですから、そこがやる性格のものではないかということは、繰り返して申し上げてるとおりであります」

 ただ、実際にゴミの撤去が行われたかどうかについて麻生財務相は「国有地は既に適切な手続きで処分されており、調査の必要はない」と繰り返した。

 一方、安倍首相の昭恵夫人が、名誉校長としての報酬や講演料などを森友学園から受け取っていたのかについて、安倍首相は「全く受け取っていないと聞いている」と否定した。