アメリカ映画界の最高の栄誉とされるアカデミー賞の授賞式を２日後に控え、ハリウッドのスターらがトランプ大統領の入国停止の大統領令に抗議する集会を開いた。

　抗議集会は２４日、大手芸能事務所がアカデミー賞の授賞式前に行う恒例のパーティーを中止して開いたもの。ジョディ・フォスターさんやマイケル・Ｊ・フォックスさんら俳優などが参加した。

　ジョディ・フォスターさん「民主主義への攻撃は表現の自由や市民の自由を脅かす。今こそ私たちが意見を言うべき時。ホワイトハウスは私たち国民のものだ」

　また、アカデミー賞の外国語映画賞にノミネートされたものの授賞式を欠席するイラン人のアスガー・ファルハディ監督がビデオでメッセージを寄せ、「宗教や国籍で分断をつくり、憎しみをあおろうとしている」と述べた。

　大統領令への批判の声はアメリカ映画界にも広がっている。