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浪江町の請戸港、6年ぶりに漁船が帰る

2017年2月25日 17:45
浪江町の請戸港、6年ぶりに漁船が帰る

 東日本大震災と原発事故で他の港に避難していた福島県浪江町の請戸港の漁船が約6年ぶりに地元の岸壁に帰ってきた。

 浪江町の請戸港は福島第一原発から7キロほどの所にあり、津波と原発事故の後、漁船は福島県南相馬市の真野川漁港に避難を余儀なくされていた。しかし請戸港の復旧工事が進み岸壁の一部が使えるようになったことから、25日、船が6年ぶりに戻った。

 漁業関係者「地元に帰ってきたなという感じ。一日でも早く一歩一歩前に進んでくれれば」

 原発事故前、94隻が所属していた請戸港の漁船は、26隻に減った。来月からはコウナゴ漁の試験操業が予定されている。