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マレーシア外相「妄想的」北朝鮮大使を非難

2017年2月24日 20:22

 北朝鮮の金正男氏が殺害された事件をめぐり、捜査への批判を繰り返している北朝鮮の大使について、マレーシアの外相が「妄想的で、ウソと批判を繰り返している」と強く非難した。

 北朝鮮のカン・チョル大使は事件について、「警察の捜査は信用できない」「マレーシア政府と韓国政府が結託して起こした政治的な画策だ」などと、批判していた。

 24日午後、会見したマレーシアのアマン外相は大使の発言について、「妄想的だ」などと強く非難した。

 アマン外相「(北朝鮮)大使は情報提供を受けているのに、妄想にとりつかれ、マレーシア政府にウソと批判を繰り返している」

 その上で、「マレーシア国民の感情を理解し、考慮する必要がある」と注文をつけた。

 北朝鮮大使をめぐっては、ロイター通信がマレーシア政府高官の話として、国外退去とすることも検討していると伝えている。