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元宝塚北翔海莉、初の女役「私にぴったり」

2017年2月24日 14:53
元宝塚北翔海莉、初の女役「私にぴったり」

 昨年11月に宝塚歌劇団を退団した元星組トップスターの北翔海莉が24日、都内で行われたミュージカル「パジャマゲーム」(9月25日〜、東京・日本青年館ホール)の制作発表会に出席した。

 本作が女優デビュー作となる北翔は、「21年間在籍しておりました宝塚歌劇団を卒業いたしまして、今年、女優としての初舞台を踏ませていただくことで不安がありますけれども、共演者の方々からたくさんのことを学ばせていただきたいなと思っております」と、りんとした表情であいさつ。
 演じるのは、パジャマ工場の賃上げのために闘う労働組合員ベイブ・ウィリアムスで、「ベイブは仕事に命をかけていて、そして仕事の仲間を守る正義感あふれる女性。それでいて恋に不器用な面もあるということで、今の自分にぴったりかなって思っております。なかなか(共演する)大塚千弘さんのようなかわいい女性の雰囲気の引き出しがないもので、全然出せないんですけど、逆にこのベイブは、何とも言えない男から女に変わる状況の私にぴったりかなと思う」と、役と自分を重ね合わせた。

 ベイブと恋に落ちるハンサムな工場長シド・ソローキンを演じるのは、俳優の新納慎也(41)。
 新納は「北翔さんは初の女性役ですが、おそらく僕の方が女性役をよくやっている。僕は(演じる役の)半分くらいは女装。半分くらいはストッキングをはいていますので、ドレスさばきとかを教えますので、2枚目な感じをちょっと教えていただけたら」と提案して、笑いを誘った。

 社長の美人秘書グラディスを演じる女優の大塚千弘(30)は、2015年に俳優の鈴木浩介(42)と結婚。
 グラディスが夫のハインズから焼きもちをやかれる役のため、「私は結婚して初のミュージカル。夫(の鈴木)にも焼きもちをやいていただけるくらい、コケティッシュにやれたらいいなと思います」と夫婦円満をアピールした。