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ダウ、10日連続で最高値更新 30年ぶり

2017年2月24日 8:20

 23日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、原油価格が上昇したことや、引き続き政府の経済政策への期待が根強く、ダウ平均株価は30ドルあまり値を上げ、10日連続で過去最高値を更新した。10日連続の最高値更新は30年ぶりとなる。

 23日のニューヨーク株式市場でダウ平均株価は前日比34ドル72セント高の2万0810ドル32セントで取引を終え、30年ぶりとなる「10日連続の過去最高値更新」となった。一方、ハイテク株が中心のナスダック総合指数は25.12ポイント下げて5835.51となっている。

 この日は、原油の先物価格が大きく値を上げたことで、エネルギー関連株を中心に買いが入った。また、FRB(=連邦準備制度理事会)による3月の利上げの観測がやや遠のいたことで、長期金利が低下したことも、株式への資金流入につながっている。トランプ政権の経済政策への期待も依然、根強く、この日もムニューチン財務長官が税制改革へ前向きな発言をしたことが相場を下支えした。

 市場関係者は「減税策への期待が高まる中、市場では28日に予定されている下院での演説で、トランプ大統領が何を話すかが注目されている」と話している。