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慰安婦像“移転”巡り 韓国外務省に動き

2017年2月23日 14:47

 韓国・釜山の日本総領事館前に設置された慰安婦像について、韓国外務省が地元の自治体などに像の移転にむけた意見交換が必要、とする文書を送っていたことがわかった。

 像が設置されている釜山市の東区によると、韓国外務省からの文書は先週届き、尹炳世外相の名義で「慰安婦像の位置が望ましくない」とし「移転について意見交換をする必要がある」とする内容だった。

 この問題をめぐっては韓国駐在の日本大使が一時帰国した状態が続いている。文書を送付するのに先立って外務省の職員も区を訪問していたということで、こうした移転に向けた韓国外務省の具体的な動きが明らかになるのは初めて。

 一方、区は取材に対し移転させる権限はないとしている。