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東海道新幹線全線「脱線防止ガード」設置へ

2017年2月23日 22:37
東海道新幹線全線「脱線防止ガード」設置へ

 JR東海は大地震が起きた際などに車両の脱線を防ぐ設備を、東海道新幹線の東京・新大阪の全区間で2028年をめどに設置すると発表した。

 JR東海では、現在、東海地震などで大きな被害が懸念される約600キロの区間で新幹線の車両が脱線しないよう、「脱線防止ガード」という設備をレールの内側に並行して設置する工事を進めている。この設備は強い揺れが加わっても車両が脱線することを極力防ぐ効果があり、JR東海は23日、「全線で震度6弱以上の地震が起こる可能性がある」として、さらに約470キロの区間にもこの設備を設置すると発表した。

 これで、東海道新幹線の東京~新大阪の全区間、1000キロ余りで脱線対策が取られることになる。工事の完了は、2028年ごろを目指すという。