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大地震の可能性のある16の活断層を追加

2017年2月21日 21:32
大地震の可能性のある16の活断層を追加

 政府の地震調査委員会は、将来、大地震をおこす可能性がある活断層に、新たに16の断層を追加すると決めた。

 地震調査委員会は近年の調査結果などから、福岡にある福智山断層帯や、山梨から静岡に延びる身延断層など、新たに全国の16の断層を、「主要活断層帯」に追加することを決めた。これで合わせて113か所となる。

 「主要活断層帯」とは、マグニチュード7クラスの大地震をおこす可能性があると認定された活断層のことで、去年の熊本地震をおこした断層もこれにあたる。指定された断層はさらに詳しい調査が行われ、地域の地震対策も進められることになる。

 一方で、去年10月、鳥取県中部でおきた地震のように、事前に分かっていない「未知の断層」による地震も相次いでいることから、地震調査委員会では日頃から十分対策を行って欲しいとしている。