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気象庁 「長周期地震動」も警戒呼びかけへ

2017年2月20日 15:21
気象庁 「長周期地震動」も警戒呼びかけへ

 気象庁は大地震の際、高層ビルなどがゆっくりと大きく揺れる「長周期地震動」についても緊急地震速報と同様にテレビや携帯電話の速報メールで警戒を呼びかける事を決めた。

 「長周期地震動」は震源から離れた高層ビルがゆっくりと大きく揺れるもので、東日本大震災の時にも東京や大阪で被害が出た。気象庁の有識者会議は、都市部でタワーマンションや高層ビルの建設が相次いでいるため、「長周期地震動」でも警戒情報を出すべきだと判断した。

 気象庁は「長周期地震動」の強さを1から4の階級で表しているが、立っている事が困難とされる階級3と階級4が予想された場合、緊急地震速報と同じようにテレビや携帯電話の速報メールなどで警戒を呼びかける。気象庁は来年度以降、早い時期に運用を始めたいとしている。