東京オリンピックのゴルフ会場が女性の正会員を認めていない問題で、クラブ側が初めて会員に対する「説明会」を開いた。

　この問題は、２０２０年大会のゴルフ会場となる埼玉県の「霞ヶ関カンツリー倶楽部」で、女性の正会員が認められていない規定について、ＩＯＣ（＝国際オリンピック委員会）が「平等を掲げる」オリンピック憲章に反していると見直しを求めているもの。

　この問題で、クラブの理事会は１９日、会員への説明会を初めて行い、会員の９分の１にあたる約２００人が出席した。説明会では問題の経緯が説明され、会員からは見直しに賛成する意見が出た一方、突然問題が浮上したことへの戸惑いや、憤りの声もあがったという。

　今月２６日には会員の総会が開かれる予定で、クラブの理事長は今後も会員の意見集約に努める考えを示した。