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燃料デブリ方針決定“今夏までに”変わらず

2017年2月17日 17:54
燃料デブリ方針決定“今夏までに”変わらず

 東京電力は16日、メルトダウンした福島第一原発2号機の圧力容器真下に向けて、調査ロボットを初めて投入したが、目的の場所には到達できなかった。

 カメラによる福島第一原発2号機の調査を受けて、東京電力は、今年の夏までに燃料デブリの取り出し方針を決める計画に変更はないとしている。

 東京電力は16日、2号機の内部で、溶け落ちた核燃料(=燃料デブリ)の状況などを調べるため、線量計などを搭載したロボットを入れた。ロボットは堆積(たいせき)物に阻まれ、圧力容器の真下の足場まで進むことができず、燃料デブリの確認はできなかった。

 東京電力は、「放射線量や温度など貴重なデータが得られた」として、燃料デブリの取り出し方針を今年の夏までに決める計画に変更はないとしている。