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薬買い取る際のルール強化 厚労省が発表

2017年2月17日 0:32

 C型肝炎治療薬の偽造品が東京や奈良で見つかった問題で、厚生労働省は、業者が薬を買い取る際のルールを強化すると発表した。

 この問題は、アメリカの製薬会社が販売するC型肝炎治療薬「ハーボニー」の偽造品が、奈良県の薬局や東京都の卸売業者で見つかったもの。

 この偽造品を最初に仕入れた卸売業者は、日本テレビの取材に対し、仕入れの際に身元確認を行っていなかったと話している。

 これまでの法令では、薬を買い取る際には取引相手の氏名などを記録する必要があると定めているが、厚労省は16日、取引相手に身分証明書を提示させた上で、許可番号や連絡先などについても必ず確認・記録するよう求める通知を出した。

 さらに、各自治体に対しても、監視体制の強化を求めている。