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サムスン電子・李副会長の逮捕状を再請求

2017年2月15日 3:31

 韓国・朴槿恵大統領の友人・崔順実被告による国政介入事件で、特別検察官は14日、韓国最大の財閥・サムスングループの事実上のトップに対し、贈賄などの容疑で再び逮捕状を請求した。

 サムスン電子の李在鎔副会長は、グループ内の企業合併に朴政権が協力した見返りに、崔被告に巨額の支援を行った疑いが持たれていて、特別検察官は先月にも逮捕状を請求したが、その時は棄却された。

 韓国メディアによると、特別検察官は今回、サムスンがグループ企業間での株式の持ち合いをめぐって朴大統領側から便宜供与を受けた疑惑も追加して、再び逮捕状を請求したという。裁判所は16日に李副会長を審問し、逮捕状を出すかどうか判断する。

 特別検察官としては、捜査期限が今月28日までに迫る中、捜査の本丸と見なされているサムスングループと朴大統領側の贈収賄疑惑の解明に全力を挙げる構え。