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日経平均 今後が不透明で買いは限定的に

2017年2月13日 16:13
日経平均 今後が不透明で買いは限定的に

 13日の東京株式市場で日経平均株価は値を上げた。終値は先週末の終値に比べて80円22銭高い1万9459円15銭。

 日米首脳会談で親密な日米関係を世界に示したことでひとまず市場には安心感が広がり、13日の東京市場では買い注文が先行した。またトランプ大統領から日本の為替や金融政策に対する直接的な注文がなかったことで当面の円高のリスクが後退し、円相場が一時、1ドル=114円台をつけるなど円安に傾いたことも株価上昇の要因となった。

 ただ、日米首脳会談で、自動車などの貿易や経済政策について具体的な話にならなかったことで今後の展開が依然不透明との声も出ており、積極的に株を買い進める動きは限定的だった。先週末に500円近く急上昇した反動で一部の銘柄には利益を確定するための売り注文も出た。

 東証1部の売買代金は概算で2兆2682億円、売買高は概算で18億8056万株。