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東芝グループ業績「大幅な赤字見込み」に

2017年2月13日 13:01
東芝グループ業績「大幅な赤字見込み」に

 東芝は去年12月までの決算で、グループの業績が大幅な赤字になる見込みであると発表した。

 東芝はアメリカでの原発事業で巨額の損失を計上するため、14日に発表する12月までの決算で大幅な最終赤字となる見込みであることを公表した。14日は綱川社長が会見し、原発事業の損失の経緯や今後、東芝として原発事業を大幅に縮小することなどを発表する見込み。

 一方、フラッシュメモリーやハードディスクなどの半導体事業の好調に救われ、資本の減少は当初の見込みより軽減される模様。

 12月までの決算で、債務超過を回避できる場合、分社化する半導体フラッシュメモリーの新会社の株式を、もっと良い条件で売れるよう、株式の売却を4月以降に仕切り直す可能性も出てきている。

 地方銀行を含む東芝の取引銀行団は14日発表の財務状況を見て3月以降の融資について判断することになっているが、主要取引銀行は3月も融資を継続する見込みで、銀行関係者は「融資継続の支援態勢を固める」としている。