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福田こうへい「人生と重なる」座長公演に涙

2017年2月10日 13:20
福田こうへい「人生と重なる」座長公演に涙

 歌手の福田こうへい(40)が座長を務める「福田こうへい特別公演」(27日まで)が10日、東京・明治座で初日を迎えた。

 公演は2部構成で、1部の芝居「母ちゃんの浜唄」は築地の魚河岸が舞台の人情話。
 開演前に囲み取材を行った福田は「台本が届いて、自分でひと通り読んだときに、半分以上が自分の人生と重なっている物語でしたので、こんなに自分の物語をやらせてもらっていいものかなと思いましたし、幼いときからのつらさがお芝居の方に出るのかな」と目に涙をため、「おふくろに迷惑をかけたのはたくさんなんですけど…。食べ物に関してもそうですし、親とあまり(一緒に)いられなかった。そういうのがお芝居に出ますので」と、声を震わせながら涙の理由を明かした。

 劇中で描かれる母と息子の不器用な関係も「完全に重なる」と語り、取材陣が「お母さんは公演を見にいらっしゃる?」と聞いても、「たぶん来るんじゃないかな。こっそり来るもんですから、俺も困る。来ないでほしいところもある…」と照れまじりの表情で語った。