×

辺野古沖で本格工事 名護市長「強い怒り」

2017年2月6日 16:05
辺野古沖で本格工事 名護市長「強い怒り」

 沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設先である名護市辺野古沖で、防衛省は海の埋め立てに向けた本格的な工事に着手した。

 6日昼前から、台船に積んでいたコンクリートブロックをクレーンで作業船に載せ替える作業が続いていて、この後、海に投下する予定。

 防衛省沖縄防衛局は「午前8時40分に、辺野古沖にコンクリートブロックを投下するための作業を始めた」と発表した。ブロックは埋め立て区域周辺に設置する汚濁防止用の膜を固定するもので、重さ11トンから14トンのものが合計228個ある。

 工事が新たな段階に入ったことで反発の声も強まっている。

 名護市・稲嶺進市長「沖縄県民を国民として日本国民として見ているのかなと強い怒りを覚えます」

 辺野古のアメリカ軍キャンプ・シュワブのゲート前では、資材の搬入を阻止しようと座り込んだ市民らと警察官の間で、もみ合いとなっている。