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米マティス長官「緊密に連携していきたい」

2017年2月4日 12:29

 アメリカ・トランプ政権の閣僚として初めて来日したマティス国防長官は4日、稲田防衛相と会談した。中国の強引な海洋進出や北朝鮮の核・ミサイル開発を見据え、日米の連携を強化する方針で一致した。防衛省から中継。

 会談の冒頭、マティス長官はトランプ政権になっても日米同盟を重視する姿勢が変わらないことを強調した。

 稲田防衛相「日米同盟を一層強化・深化するために、長官と共に努力をしたいと思います」

 マティス国防長官「初の外国訪問にこの地域を選んだのは、我々の高い関心の表れです。これから緊密に連携していきたい」

 会談ではまた、中国が挑発を続ける沖縄の尖閣諸島について、アメリカによる日本の防衛義務の適用範囲内だとあらためて確認した。

 一方、在日アメリカ軍駐留経費負担の増額については言及はなかったということだが、政府関係者によるとマティス長官は3日、安倍首相に対して「日本は自国の防衛をしっかりやってほしい」と求めたという。

 共同記者会見では、日米同盟が地域の平和と安定のため積極的な役割を果たしていくとの考えで一致したとの発表があった。またマティス長官からはアメリカによる防衛義務などへのゆるぎない関与が伝えられ、日米同盟を一層強化する必要があるとの認識で一致したという。