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女性正会員認めないゴルフ会場に改善要求

2017年2月3日 15:31

 東京オリンピックのゴルフ会場となる「霞ヶ関カンツリー倶楽部」が女性の正会員を認めていない問題で、大会組織委員会らがゴルフ場関係者と会談し、改善を求めた。

 2020年大会でゴルフの競技会場となる埼玉・川越市の霞ヶ関カンツリー倶楽部は、女性が正会員となることが認められておらず、ゴルフ場を使える日が限定されている。これについて3日、大会組織委員会やJOC(=日本オリンピック委員会)の幹部らがゴルフ場の関係者と会談し、見直しを求めた。

 この問題をめぐっては、IOC(=国際オリンピック委員会)も差別を禁じ、平等を掲げるオリンピック憲章に反していると改善を求めている。また、東京都の小池知事も「非常に違和感を感じる。開かれた会場にすべきだ」などと批判している。

 霞ヶ関カンツリー倶楽部側は3日の会談で「オリンピック精神は理解できる。要請を会員に諮りとりまとめたい」と応じ、来週の理事会で議論する見通しを示したという。