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福島第一原発2号機 原子炉の下に大きな穴

2017年2月3日 1:57
福島第一原発2号機 原子炉の下に大きな穴

 東京電力・福島第一原発2号機の調査で、原子炉の真下の床に大きな穴が開いていることが新たに分かった。

 2日に公開された写真には、金網状の床が大きく落ち、くぼんでいる様子が写っている。

 撮影されたのは、福島第一原発2号機の圧力容器の真下にある空間。くぼみの大きさは縦横1メートルで、メルトダウンした核燃料の熱で溶けて垂れ下がった可能性があるという。

 また、内部の放射線量は、最大で1時間あたり530シーベルトと極めて高く、運転中の原子炉内部に匹敵する強さであることが分かった。

 東京電力は今月、ロボットを入れて詳しい調査をする予定だったが、床の損傷が激しく、ロボットの走行ルートがほぼないことが分かった上、非常に高い放射線量に耐えられない懸念もあり、計画の見直しは避けられなくなっている。