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新潟県知事 就任後初、柏崎刈羽原発を視察

2017年2月1日 21:20
新潟県知事 就任後初、柏崎刈羽原発を視察

 新潟県の米山知事は1日、知事就任後、初めて柏崎刈羽原発を訪れ、東京電力が再稼働を目指す6号機などを視察した。知事は視察後、「この視察を前提としてきちんと検証をしていくことになる」と話した。

 米山知事は1日朝、東京電力の広瀬直己社長などの出迎えを受け柏崎刈羽原発を初めて訪れた。柏崎刈羽原発をめぐって、東京電力は再稼働を進めたい考えだが、米山知事は「現状では再稼働は認められない」として慎重な姿勢を示している。

 現在、6号機と7号機は原子力規制委員会の適合性審査が続いていて、知事は1日、6号機を中心に過酷事故に備えたフィルターベントや、ガスタービン発電機車の起動訓練などを視察した。

 米山知事「(この視察は)実感を持つためのものであって、これによって何かが変わったということではありません。ただ、きちんと取り組んでいると伝わりましたので、それを前提にきちんと検証をしていくことになる」

 東京電力・広瀬直己社長「(視察は)福島の事故からどうしたことを学んで、教訓として対策を柏崎刈羽原子力発電所でどのように取り入れたり、展開をしているかというのが基本的な考え方だったと思う」

 また、米山知事はこのあと、原発立地の地元、柏崎市の桜井雅浩市長、刈羽村の品田宏夫村長とも会談を開いている。