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スー・チー氏率いる与党の法律顧問、射殺

2017年1月30日 20:17

 ミャンマーの空港で29日、アウン・サン・スー・チー氏が率いる与党・NLD(=国民民主連盟)の法律顧問を務める弁護士が射殺された。

 殺害されたのはミャンマーの与党・NLD(=国民民主連盟)の法律顧問で、スー・チー氏の信頼が厚かった弁護士のコー・ニー氏。警察によるとコー・ニー氏は29日、ミャンマーの最大都市・ヤンゴンの国際空港でタクシーを待っていたところ、男に銃で頭を撃たれ死亡した。警察はコー・ニー氏を殺害した53歳の男をその場で逮捕した。

 与党内では数少ないイスラム教徒の幹部であるコー・ニー氏は、インドネシアの視察から帰国したところだった。

 ミャンマーでは西部ラカイン州でイスラム教徒の少数民族ロヒンギャと多数派の仏教徒との間で対立が続いている。犯行の動機や背景はまだわかっていないが、イスラム教徒であるコー・ニー氏の殺害が波紋を広げる可能性がある。