アメリカのトランプ大統領は外国の首脳と初めての直接会談をイギリスのメイ首相と行ったほか、国境の壁の建設で対立するメキシコの大統領とも電話会談した。

　トランプ大統領とイギリスのメイ首相は会談で、今後、２国間での貿易協定の交渉を進めることで一致した。

　トランプ大統領「ＥＵ離脱はイギリスにとってよいことだ。他国からの監視などなしに自由貿易協定を結べるからだ」

　メイ首相「両国の貿易関係は双方にとって利益になる。ＥＵを離脱するイギリスにとっては特に重要だ」

　一方、トランプ大統領は、直前で首脳会談を取りやめたメキシコのペニャニエト大統領とも約１時間の電話会談を行った。意見が対立する国境の壁の建設費用の負担について、今後は両者が公にコメントしないことを決め、包括的な協議の中で解決することを合意した。

　また、トランプ大統領は日本時間２８日夜、就任後初めて、安倍首相と電話会談する予定。日米は来月１０日にワシントンで首脳会談を行うことで最終調整していて、今回の電話会談で決定したい考え。

　さらに、ロシアのプーチン大統領やドイツのメルケル首相らとも電話会談する予定で、トランプ外交を一気に加速させている。