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蓮舫代表 トランプ氏のTPP離脱巡り追及

2017年1月24日 12:34
蓮舫代表 トランプ氏のTPP離脱巡り追及

 国会は代表質問の2日目。民進党の蓮舫代表は安倍首相に対して、アメリカのトランプ大統領がTPP(=環太平洋経済連携協定)から離脱する大統領令に署名したことを受け、TPPに代わる成長戦略があるのか追及した。

 蓮舫代表の追及に対して安倍首相は改めて、トランプ大統領に「TPPの意義について腰を据えて理解を求めていきたい」と述べた。

 蓮舫代表「(トランプ大統領は)環太平洋パートナーシップ協定、TPPは正式に終わったと離脱に関する大統領(令)に署名をしました。(TPPが発効しないことで)失われた14兆円をどの政策で補うのか教えてください」

 安倍首相「トランプ大統領は、自由で公正な貿易の重要性については認識していると考えており、TPP協定がもつ戦略的、経済的意義についても、腰を据えて理解を求めていきたいと考えています」

 また、蓮舫代表はトランプ政権の誕生により「アメリカが『イスラム国』との戦いに自衛隊の後方支援を求める事態も、全くの杞憂(きゆう)とは言い切れないのではないか」とただした。安倍首相は「政策判断として『イスラム国』への軍事作戦に後方支援を行うことは全く考えていない」と従来の方針を改めて述べた。

 その上で「いかなる支援を行うかは、あくまでも我が国が主体的に判断すべき事柄だ」と強調した。