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ロシアとトルコ、シリアで初めて共同の空爆

2017年1月19日 17:21

 ロシアは18日、シリアにある過激派組織「イスラム国」の拠点に対し、初めてトルコと共同で空爆を行ったことを発表した。

 ロシア軍の発表によると、ロシアとトルコは共同で、シリア北部の「イスラム国」の拠点の都市・バーブに空爆を行った。この空爆には、ロシア軍の戦闘爆撃機など9機とトルコ軍の戦闘機8機が参加したという。

 ロシアとトルコが共同で空爆を行ったのは初めて。ロシア軍の高官は、36か所の施設を破壊したと述べ、成果を強調した。

 ロシアとトルコは先月、シリアのアサド政権と反体制派の停戦を仲介し、来週、和平協議を開催する予定。今回の空爆はこれを前に、両国の協力関係をアピールする狙いがあるとみられる。