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サムスン実質トップの逮捕認めるか審査

2017年1月18日 15:53
サムスン実質トップの逮捕認めるか審査

 韓国・朴槿恵大統領の友人による国政介入事件で、裁判所は贈賄などの容疑で逮捕状が請求されたサムスングループの実質トップを呼び、逮捕を認めるかの審査を行っている。

 サムスン電子の李在鎔副会長は18日午前10時、報道陣の質問に何も答えず、裁判所に入った。李副会長は、グループ内の企業合併に朴政権が協力した見返りに崔順実被告らに日本円で約42億円の賄賂を贈った疑いなどがもたれている。

 特別検察官は、崔被告に渡した金は、朴大統領への賄賂に当たるとみているが、李副会長側は、「対価を望んで資金を出したことはない」と容疑を否認している。

 財界からは、韓国最大の財閥トップが逮捕された場合、経済への影響を懸念する声もあがっている。裁判所は19日未明にも、逮捕を認めるか判断を下す見通し。