日ベトナム首脳 中国念頭に協力強化を確認
東南アジアなどを歴訪中の安倍首相は、最後の訪問国ベトナムでフック首相と会談し、南シナ海などに強引な進出を続ける中国を念頭に、協力を強化することを確認した。
会談では南シナ海の問題を念頭に中国をけん制するため、海洋分野における安全保障・防衛協力をいっそう強化することで一致した。その上で安倍首相は、ベトナム側に新たに巡視船6隻を供与することを表明した。また、ベトナムのインフラ整備などに約1200億円の資金援助を行うことを伝えた。
一方、アメリカのトランプ次期大統領が離脱を表明しているTPP(=環太平洋経済連携協定)について、安倍首相は引き続き、協定の発効を目指し互いに努力することを呼びかけた。
安倍首相はこの後、記者会見を行い、今回の歴訪の成果などについて説明する予定。