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トヨタ 米で5年間に1.1兆円超を投資へ

2017年1月10日 6:58
トヨタ 米で5年間に1.1兆円超を投資へ

 アメリカ・デトロイトで9日、北米自動車ショーが開幕し、トヨタ自動車はアメリカで今後5年にわたり、約1兆1600億円を投資すると発表した。

 アメリカのトランプ次期大統領から「メキシコでの工場建設をやめなければ高い関税をかける」と名指しで批判されたトヨタ自動車は、豊田章男社長自らが会見に臨んだ。

 「今後わずか5年間でアメリカにさらに100億ドル(約1兆1600億円)を投資する」―豊田社長はアメリカで行ってきた過去の投資や雇用の創出など、これまでの実績を強調した上で新たな投資計画を発表した。さらに、トヨタ自動車はメキシコから撤退する考えがないことを表明した。

 ボブ・カーター上級副社長(米国トヨタ自動車販売)「メキシコからは撤退しません。そもそもメキシコからアメリカへの輸入はわずかですから」

 新たな投資についてトヨタ自動車の関係者は「トランプ氏の批判とは直接関係はない」と話しているが、アメリカ国内での投資を求めるトランプ氏の要求に呼応した形。