×

7百年超の伝統『日本刀鍛錬の打ち初め式』

2017年1月2日 20:12
7百年超の伝統『日本刀鍛錬の打ち初め式』

 刃物の産地として700年以上の伝統を持つ岐阜県関市で、鎌倉時代から続く伝統行事『日本刀鍛錬の打ち初め式』が行われ、鍛錬の様子が公開された。

 刃物の町・関市の『打ち初め式』は毎年1月2日に行われ、鎌倉時代末期から現在の刀鍛冶に受け継がれている伝統行事。1200℃に熱せられ真っ赤になった玉鋼は、鎚(つち)で何度も打たれ、やがて細長い刀の形に近づいていく。

 そして、日本刀鍛錬の見せ場は刀鍛冶によるリズミカルな廻し打ち。大小の鎚が奏でる小気味よい音と飛び散る火花に、約300人の見物客からは歓声があがっていた。