先月、南米コロンビアでブラジルのプロサッカー選手らを乗せたチャーター機が墜落した事故について、コロンビアの航空当局は２６日、十分な燃料補給を行っていなかったなど人為的なミスが原因だと報告した。

　この事故は先月２８日、ブラジルのサッカー１部リーグ、「シャペコエンセ」の選手らを乗せたチャーター機がコロンビアの山岳地帯に墜落し、７１人が死亡したもの。事故の原因について調べているコロンビアの航空当局は２６日、中間報告を発表し、機長らの人為的なミスにより燃料切れを起こしていたことが墜落原因だと指摘した。

　機長は十分な燃料補給を行わないまま空港を離陸し、飛行中に燃料不足のためエンジントラブルが発生、機長は墜落直前までトラブルについて地上の管制官に報告していなかった。さらに、チャーター機は積載量が制限を超えた状態で飛行していて、飛行計画自体にも問題があったと指摘している。