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新春の皇居を彩る 伝統の「春飾り」

2016年12月27日 14:24
新春の皇居を彩る 伝統の「春飾り」

 新春の皇居を彩る伝統の「春飾り」を作る様子が公開された。

 27日、皇居の大道庭園で行われていたのは、新春用の「春飾り」の仕上げ作業。「春飾り」とは、正月伝統の寄せ植え盆栽のことで、年末から新年三が日にかけて御所や宮殿、東宮御所などの玄関や車寄せに飾られる。大きいものは2メートルを超え、樹齢150年以上の梅の古木を中心に松や竹など縁起が良いとされる草木があしらわれ、こけを張り、化粧砂を敷いて仕上げられる。

 準備は12月上旬から始まり、新年に梅の花が見頃の三分咲きとなるように温度などの調整が行われてきた。

 「春飾り」は、30日から各所に飾られる。