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子宮けいがんワクチン 未接種でも“痛み”

2016年12月26日 21:00
子宮けいがんワクチン 未接種でも“痛み”

 子宮頸がんワクチンの接種後、少女らが様々な症状を訴えている問題で、国の研究班は26日、ワクチンを接種していない人の中にも同じような症状が出ている人が一定数いるとの調査結果を発表した。

 調査は全国の小児科など1万8000を超える診療科を対象におこなわれ、去年の7月から12月までに全身の痛みなどの症状が出た人がいるかどうかを調べた。その結果、ワクチンの接種後に症状を訴えた女性は10万人あたり27.8人で、接種していない女性も20.4人と推計されることがわかった。研究班はワクチンを接種していなくても「多様な症状」が出ている人がいるとの結論付けた。

 ただ、年齢層が違うことなどから、接種した人としていない人で単純に比較はできず、ワクチンと症状との因果関係については言及できないとしている。